NHK『スタジオパークからこんにちは』に声優の高木渉さんが出演されました。

高木渉さんといえば、現在『真田丸』で個性の強い愛妻家、小山田茂誠(おやまだしげまさ)を演じていらっしゃいます。

49歳にして初のドラマ出演が大河ドラマという高木渉さんですが、声優としては有名すぎて、声優からのファンの方もこの『スタジオパークからこんにちは』に興味津々です。

後から知って、 「見逃した!」 「録画し損ねたー!」と叫んでいる方へ。

再放送がない『スタジオパークからこんにちは』高木渉の回の内容をお知らせしますね。

 

高木渉は生放送初めて?即興で『名探偵コナン』を演じる

出展:NHK
出展:NHK

高木渉さんは冒頭から「松に会いたい!松はどこだ!?」と、小山田茂誠節全開です!
そして他局ではありますが、『名探偵コナン』で小嶋元太と高木刑事を一人二役していることから、即興でセリフを言ってくれました。

小嶋元太:「おーい! 『スタジオパークからこんにちは』始まるぞ~! みんな見てくれよー!」

高木刑事:「佐藤さん、見てますか~!?」

 

これには、授業参観の振替休日で来たという小学生も大喜びでした!

高木さんは生放送のテレビ番組の出演経験は、「1度あるけど、こんなに長い時間しゃべるのは初めて」で「今何しゃべってるのか分からない」らしいです(笑)

そして今回のスタジオパーク視聴者アンケートは

「高木渉はヒゲキャラでいったほうがよいか、剃ったほうがよいか?」です。

大河ドラマのために現在は髭を生やしている高木さんですが、元々はありませんでした。でも意外と周りから好評で、今後はどっちがいいかを視聴者にアンケートすることになりました。

さて、どんな結果になるんでしょう?
後ほど発表です。

 

大河ドラマ真田丸がドラマ初出演の高木渉の演技は上手い?

小山田茂誠
出展:http://www.nhk.or.jp/

今日のMCの高畑淳子さんは『真田丸』で茂誠の義理の母です。まずは大河ドラマの話から入ります。

『真田丸』の小山田茂誠は、妻の松を愛する優しい男です。戦国時代にはめずらしいラブラブぶりですよね(笑)
この小山田茂誠が歴史に翻弄される様子は脇役とは思えないほど劇的です! しかも史実に沿っているというところが!

MCの真下さんの「この役を演じるにあたって意識したことがありますか?」との問いに、

「最初にプロデューサーさんに言われたのが、『いい人の感じを出してください。高木渉さんそのままで、やってください』と言われた。小山田茂誠は史実的にはあまり知られていないキャラということで、自分らしさで、自分で役作りをしてもいいかな?と思ってやりましたね」

そう答えた高木さんに、真下さんは「こうやって話していても茂誠と話しているみたい」と話していました。

茂誠が主の命令で泣く泣く武田家を裏切ってしまうシーンでは、武田勝頼が引き返すのを見送るシーンで、寂しさを感じ涙したという高木渉さん。

そして久しぶりの登場でも、北条家の家臣となった茂誠が落城寸前の小田原城で信繁と再会したとき、松が生きていたと知って本気で喜び涙します。

こちらでも引き込まれる熱い男を演じる高木渉さんは、テレビドラマ初出演とは思えない演技力だと思います。
俳優さんが声優をやることはよくありますが、逆はまずほとんど見ないので声優さんは格下に見られがちですが、高木渉さんにはそのイメージを払拭してもらいたいものですね!

小山田茂誠
出展:http://www.nhk.or.jp/

高木渉が大河ドラマ真田丸に出演したきっかけは三谷幸喜?

高木渉さんは大河ドラマ『真田丸』がテレビドラマ初出演です。最初は出演の打診は「冗談かと思った」そうです。

初出演が大河ドラマになったきっかけは、やはり三谷幸喜さんみたいです。

以前、人形劇の『新・三銃士』『シャーロックホームズ』や、舞台『桜の園』で三谷幸喜さんが高木渉さんをキャスティングしたのがきっかけのようです。

『シャーロックホームズ』に『真田丸』の吉川プロデューサーが関わっていたことから、「高木くんは映像には興味ないの?」と今回の話になったようです。

そのチーフプロデューサーの吉川さんからのメッセージです。

「人形劇『シャーロックホームズ』のセリフ収録で、心優しい力持ちのワトソンを演じる高木渉さんの横顔を見て鎧を着せてみたいと思いました。『真田丸』の小山田茂誠が家族に細やかな心遣いをする優しい武将とわかったとき、高木さんにピッタリの役だと声を掛けました」

これを聞いて高木さんは笑顔で「嬉しい」と答えました。

『シャーロックホームズ』のワトソン役だった高木渉さんですが、『シャーロックホームズ』の人形劇は、原作を改変して登場人物を学生にしています。

私も毎週楽しみに見ていましたが、その中でワトソンはとてもいい味を出していました。

ラグビーの選手だったワトソンはケガで引退することになり、失意の中、学園にやって来ます。そこでシャーロック・ホームズに出会い、学園冒険譚が始まります。
その学生ワトソンくんですが、とても優しいんです。

ワトソンくんはちょっと抜けてるようですが、山寺宏一さん演じる学生ホームズが人情味を理解していないまだまだ青い青年だったので、ワトソンくんがそっと諭したりの場面もあって、たまにかっこいいとさえ思いました。

なお、人形劇『シャーロック ホームズ』は Blu-ray BOX も発売されてます。

※右がワトソンくんです。クリックするとAMAZONに飛びます

 そんな声を演じる高木さんですが、ドラマの収録と声優の収録の勝手の違いに戸惑ってもいたようです。

アニメの場合は頭から最後までフィルムを流して1回通して、その後もう1回ラス説やったり、そのまま本番行ったりなので30分のアニメで3時間くらいでアフレコは終わってしまうそうです。

それに対して映像の世界は、たった2分くらいのシーンに朝から晩まで時間をかけたりもするし、何回も同じシーンをカメラの方向に向かって色々お芝居をするため、 「この集中力と瞬発力は何だろう?と、いつもへこたれて家に帰っていた」と高木さんは言っていました。
また、「甲冑を着るともうトイレに行けないんですよ」とも。

それは大変! 水分補給もなかなかできない!?

 

あまりに立派な共演者に囲まれた高木さんは「緊張しますか?」と聞かれて、

「これだけそうそうたる俳優の方々が集まると感覚が麻痺してきちゃって、とにかくしっかり自分の仕事をしようと。それだけしか考えてなかったですね」

と答えました。

「でも、お会いしたかった方ばっかりですよね!? 自分もファンだった方ばかりいるから、そりゃあ嬉しいですよね」と高畑淳子さんが言うと「いやぁ~、嬉しかったですね!」と高木さんも答えていました。

ここ『真田丸』では「新人」の高木渉さん。
でも、その中で堂々と演技できる高木さんは、やっぱりすごいですね。

 

 

木村佳乃、夫・高木渉の感想は?

木村佳乃さんが高木渉さんへの感想を聞かれて、映像出演で答えていました。

「いざとなったら絶対助けてくれる感じ。頼もしい。頼りになる。
渉さんはいつもテスト(リハーサル)から200%でトライしている。
いつもは私も力配分するけど、渉さんが最初からフルスロットルなので、久々に私もテストの最初から新人のときのように頑張りました!
真っ直ぐな心で渉さんが向かってきてくださるのですごく気持ちよかったです」

 

これに対して高木さんは、こう答えました。

「余裕が無いだけです。ただ一生懸命やってるしかないので。これがちゃんとペース配分してるようにならないとダメだな、と。もうちょっと楽になったほうがいいな、僕自信が。ほんとに佳乃さんに、ほぐしてもらっている。僕がいてスタジオの空気が安心できるとか、そんなふうに言われるようになりたいですね」

 

高木さんは声優としての演技で よくアドリブを入れますが、それも「現場の空気を和ませるためであり、流れを保つため」と以前おっしゃってました。

仕事を気持ちよくできるように、いつも気遣ってらっしゃるのでしょうね。

 

木村佳乃が驚いた高木さんの行動は?

クイズ形式で出された問題です。

回答は「エキストラへの気遣い」でした。

寒い日のロケでエキストラが50人くらいいるときに、コートがみんなに行き渡らなかったのを見た高木さんが、「可哀想だ」と自分のコートを脱いで渡したそうです。

「自分もこのドラマは新人として入っているので皆さんが先輩だと思っている。だから1人だけ着ているのは・・・と皆さんと同じ条件でスタンバイしようと。でもそれでお芝居がダメになっちゃったら元も子もないので、本当は着ていたほうがいいんでしょうけど」

そう言って笑う高木さんですが、トップ俳優ではないからこそ、色々なところに目をやって気遣えるのでしょう。

実は私の友達が北九州フィルムコミッションでエキストラを体験したことがあって、そのときの話を聞いたことがあります。

エキストラはもちろんボランティアなのですが、朝早くに集合したあと、撮影に入ったら道路も封鎖されて出ることもできません。ほぼ1日隔離されるそうです。

撮影の内容によっては、寒かったり暑かったり待ちが長かったりと、かなり過酷なようです。
もちろんSNSなどでの情報公開は禁止事項になってます。

ご褒美は本人の体験だけでしょうか。グッズがもらえることもあるようですが。
あと、ギャラも交通費も出ませんが、お弁当は出るようです(笑)

そんな状況でエキストラをしてくださってると知っているからこそ、一層気遣ってしまう。高木さんはそんな優しい方なんでしょうね。

 

声優としての高木さんは?

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ここからは声優としての高木渉さんを披露してくださいました。
主にNHKのキャラの声を実演しました。

「声のパターンは幾つくらいあるのですか?」と聞かれて、こう答えています。

「声のパターンというか、あんまり自分で声を変えているというわけではない。役に入っていくと、何となくおじいちゃんの気持ちになってみたら、おじいちゃんっぽくしゃべりが出てきたとかです。」

高木さんは、声優の学校で「真似もいいけれど、形から入るのではなく気持ちからいきなさい。まずお芝居をしなさい」と教えられてきたそうです。
「声優も俳優としてお芝居をしています」とおっしゃってます。

その声優学校時代の写真も公開されました。一番左が高木さん。森川智之さん と一緒に写っています。

 

高木さんも森川智之さんも若いっ!!

 

名探偵コナン小嶋元太と高木刑事を同時収録!?

『名探偵コナン』で小嶋元太と高木刑事の一人二役をやっている高木渉さん。
同時に出ている場面もよくあるので、てっきり別撮りだと思ってました。
ところが今回、同時収録だと発覚! 

声が被る場面や、よっぽど時間が短すぎて気持ちの切り替えができない時以外は、一気に同時に演じてらっしゃるそうです。すごい切り替え能力です!!

「ごちゃごちゃにならないように頭で整理しながら本番に望むって感じです」
「声優は台本が手元にあるので、セリフを全部憶えなくても危なくなってきたら台本を見ることができる。台本にその時の元太の気持ちや高木刑事の気持ちを書いておいて、コロコロっと変える」
そうです。

 

いや! コロコロって。そんな気軽に変えれるものなんですか!?(^_^;)
一方がモブならまだしも、メインキャラ二人ですからね!?

 

本日のMCの高畑淳子さんも、実は『名探偵コナン』に出たことがあります。

なんと江戸川コナンの(偽物の)母親役として出演されていました!
その時の高畑さんは「泡吹いて帰るくらい大変だった!」そうです。
1997年の『名探偵コナン』第43話だそうです。

高畑淳子さんは、このときかなりテンパっていたようです。
「どっちもこっちも聞いたことある声ばかりじゃないですか!?すごい大変だった」と力説されてました(笑)

お芝居は自分の呼吸で演じられる が、声優は相手の呼吸に合わせないといけない。それが難しい」とも高畑さんはおっしゃってました。

 

山口勝平と高木渉は親友同士?「さんにんのかい」でも一緒

 

Eテレ『はなかっぱ』で共演する山口勝平さん が映像出演されて、高木さんについて話しました。

「声優さんとしてはもう、すごく一流ですよね。こなしてきている作品の経歴もたくさんありますし。お芝居がしっかりしている。アニメでも洋画でも色々なところで活躍できる。

渉くんは、けっこう攻めてきますね!『はなかっぱ』でも。必ず何かしら挟んできますね、隙があれば!(笑)ダジャレとか。

スタジオのムードメーカー的な部分がありますね。けっこうみんなを笑わせたりして」

高木さんによると、山口勝平さんは『真田丸』をいつも応援してくださっているそうです。関智一さん と3人で「さんにんのかい」というユニットでお芝居もやっています。本当に心強い親友だそうです。

因みにNHKアニメ『はなかっぱ』は、Eテレで
毎週(月)~(金) 午前7:15
毎週(土) 午前9:20
に放送されています。

 

高木渉は声優界のアドリブ王!

高木渉さんはアドリブでも有名です。
アドリブで原作にも影響を与えた ことについて、MCの真下貴さんが聞きました。

それは『名探偵コナン』でのことで、最初は小嶋元太と「刑事A」をやったときに「刑事Aだけじゃつまんないな」と思って、自分で「高木です」「高木です」と言っていたそうです。

ちょうどその頃、(制作上)目暮警部の右腕になる刑事が欲しいということになって「高木刑事にしちゃおっか?」ということで「高木渉」刑事という名前になったそうです

その後、原作でも高木渉刑事になりました。

 

補足ですが、その後の「刑事A」も、演じた千葉一伸さんの名前から「千葉刑事」になったそうです。

高木さんは番組最後の方で、アドリブについてこう述べています。

「僕はアドリブは本来はやらないほうがいいと思う。ただ必要に応じて現場の空気感というのがお客さんに伝わると思うので、必要なときにはそうやって楽しい現場にしたい と思います」

 

高木さんのアドリブは視聴者のためのもの で、プロ意識がなせる技だったんですね。

 

高木渉さんのヒゲはあったほうがいい?TV視聴者アンケート結果は!?

高木渉
出展:http://www.nhk.or.jp/

冒頭での相談「ヒゲがあったほうがいいか?」についての視聴者からの意見は、断然「髭あり派」が多かったです!

最終的に高木渉さんは視聴者の意見の中にもあった、「役に合わせて髭あり髭なしで、役に幅が広がるのでは?」という意見を採用して、
「大河ドラマが終わるまではこのままヒゲで。その後は役に合わせて考える」
とおっしゃってました。

が!

ここでMCの真下貴さんが、テレビ視聴者に「高木さんの今後のヒゲのあり・なしは?」とデータ放送2択ででアンケートを取り出しましたよ。

メールやFAXで答えを送ってくれた方は「ヒゲあり」が多かったんですが、 「送ってない視聴者も含むと総数が違ってくるかも?」ってことだそうです。

 

公共の電波を使って、「1人のヒゲがあったほうがいいか?ないほうがいいか?」ですから、これには高木渉さんも苦笑い。

このアンケート、結果発表が、午後2:05からの第2部冒頭になります。
つまり、これ、大人の事情ですね!?
特に「送ってない人の意見」を求めているわけでなく。

多分、第2部から視聴率がガタッと落ちるのでしょう。最近NHKもこんな引きを始めました。なんか民放と変らなくなったなったなあ・・・。

とはいえ、録画した方も2部までは録画してないのでは?
このアンケート結果をここに記します。

視聴者アンケートの結果は、
あり:6319票
なし:3229票

約2倍じゃないですか!?

でもこれは、「(髭面の)小山田茂誠票をもらった」と高木さんは思っているようです。まあ、茂誠さんインパクト強いですからねぇ。1話~6話までしか出てない割には!

結局、高木渉さんの結論は、
「髭を蓄えつつ、真田丸が終わったから剃るわけではなく、キャラクターに合わせて自在に変えていきたいと思います」

スタジオパーク1部の最後の結果と同じでしたね。
やっぱり、大人の事情・・・(笑)

 

まとめ

高木さんのスタジオパークの様子、いかがだったでしょうか?
高木渉さんの印象は、終始和やかで温かい人柄を感じました。
そして笑顔がとても素敵な方でした。
今後も、高木渉さんのご活躍を楽しみにしています。
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