NHKのBSプレミアムドラマ『奇跡の人』の脚本を書かれた岡田惠和(おかだ よしかず)さん が、来年の春のNHK朝ドラ『ひよっこ』の脚本をオリジナル作品として書かれることが発表されました!
『奇跡の人』は、泣いて笑って感動して、言葉ににできないような気持ちが心に湧き上がった作品でしたが、全8話で「もっと見たい!」という飢餓感もありました。
しかし今度は朝ドラ。半年です!
じっくり味わい尽くせますので、楽しみに来春を待ちましょう!
ところで、あれだけ満喫した『奇跡の人』なのに、脚本の岡田惠和さんについて書いていませんでした!
ということで、今回は脚本の岡田惠和さんのことをご紹介したいと思います。
また、来春放送されるNHK朝ドラ『ひよっこ』についても、関係していることを記載いたしますね。
脚本の岡田惠和さんの経歴や作品と評判は?
岡田惠和さんは1959年2月11日に生まれました。出身は東京都三鷹市です。
職業は脚本家で、現在の所属事務所はマツ・カンパニーになっています。
雑誌のライターを経て、1990年『香港から来た女』(TBS)で脚本家デビューしました。
主な代表作は多数ありますので一部を紹介します。
<主な作品抜粋>
【連続ドラマ】
・1993年1月 「白鳥麗子でございます!」第1期 (フジテレビ)
・1994年1月 「南くんの恋人」/全10話 (テレビ朝日)●初の全話執筆作品
・1994年10月「若者のすべて」/全10話 (フジテレビ)●初のオリジナル作品全話執筆
・1996年4月 「イグアナの娘」/全11話 (テレビ朝日)
・2001年4月 連続テレビ小説「ちゅらさん」/全26週・156話 (NHK)
・2001年10月「アンティーク~西洋骨董洋菓子店」/全11話 (フジテレビ)●※第39回ギャラクシー奨励賞テレビ部門(個人)受賞
・2011年4月 連続テレビ小説「おひさま」/全26週・156話 (NHK)●※第49回ギャラクシー奨励賞
・2013年1月 「泣くな、はらちゃん」/全10話 (日本テレビ)●※東京ドラマアウォード2013作品賞連続ドラマ部門優秀賞
・2014年4月 「続・最後から二番目の恋」/全11話 (フジテレビ)●※東京ドラマアウォード2014個人賞脚本賞
・2015年5月 「ボクの妻と結婚してください。」/全6話 (NHK-BS)
・2015年7月 「ど根性ガエル」 /全10話 (日本テレビ) ●※2015年9月度ギャラクシー月間賞
・2016年4月 プレミアムドラマ「奇跡の人」/全8話 (NHK BS)
・2016年7月 連続ドラマW「希望ヶ丘の人びと」/全5話 (WOWOW)
他多数
【映画】
・2004年 『いま、会いにいきます』 土井裕泰監督 (東宝)※第23回ゴールデングロス賞日本映画部門優秀銀賞受賞
・2007年 『天国は待ってくれる』 土岐善將監督 (松竹)
・2009年 『おっぱいバレー』 羽住英一郎監督 (東映)
・2011年 『阪急電車 片道15分の奇跡』 三宅喜重監督 (東宝)※第3回沖縄国際映画祭審査員特別賞ゴールデンシーサー賞
・2013年 『県庁おもてなし課』 三宅喜重監督 (東宝)
・2016年 『世界から猫が消えたなら』 永井聡監督 (東宝)
他多数引用元: マツ・カンパニーWEBSITE
一部でこれだけですから、やはり岡田惠和さんは日本の脚本家の第一人者といえますね!
岡田さんのネットでの評判を見ていると、 「嫌い」派と「好き」派 があるようですね。また、評価が高いものと低いもの が分かれているようです。
「好き・嫌い」は、これだけの作数を書いていれば、その分アンチも出てくるでしょうし、好みの問題もありますからあまり気にしなくてもいいのでしょう。
一方、評価については、岡田さんの得手不得手というのもあるのでしょうか? 『おひさま』などは終盤の評価がキツいようです。その評価には「岡田さんは1人の人を掘り下げることは得意だが、多人数に焦点をあてるとまとまらない」というようなものもありました。
そういえば私も、同じNHKでも『ちゅらさん』は楽しく見ていたんですが、『おひさま』は食指が動かなくて見なくなりました(^_^;)
しかし『奇跡の人』になると、今度はメチャ推しでした!
こちらまで、出てくる登場人物を掘り下げて考えさせられてしまったり、行間を読んで涙してしまったり・・・。
ご覧になってない方は、ぜひ鑑賞をお勧めいたします!!
また他には、『イグアナの娘』や『アンティーク~西洋骨董洋菓子店』も私の好きな部類です。こちらは原作漫画も好きだったからかもですが。
だけど岡田惠和さんもけっこう漫画好きのようですね。
インタビューに以下のように答えているのを見つけました。
自分の物書きとしての土台は、あだち充さんと高橋留美子さんです。[タッチ]と[めぞん一刻]には、どんな小説や映画よりも影響を受けていると思いますね。
朝ドラの『ちゅらさん』に出てくる一風館というアパートは確実に[めぞん一刻]の一刻館からいただいているし、ヒロインが出会う兄弟の名前は和也と文也。これは[タッチ]からですね。あだちさんの映画的な絵とか、オフな笑い、間の笑いにはかなり影響受けていますし、あの男ふたり女ひとりの三角関係も強く残ってるし。あと[めぞん一刻]における、家族でないものが狭い空間に集まって他人と共生していく感じが好きで。その2作品が自分のなかでは大きい気がしますね。引用元: 脚本家・岡田惠和さん「ドラマのセリフを書くときは、原作マンガの世界観とキャラクターに愛情を持って同化したい」◆屋根の上のマンガ読み – コミスン(comic soon)
『ちゅらさん』は『めぞん一刻』や『タッチ』の影響を受けてたんですね!
そうすると岡田さんの作品にちょくちょく出てくる“変人”というか“ちょっと変わった人”は、漫画の影響のキャラクターなんでしょうか? 変人な方が出てくると、一気にテンポがよくなるし面白いんですけどね(笑)
『ひよっこ』にも出てくるといいなあと思ってます。
NHK朝ドラ『ひよっこ』はどんな内容に?
発表によると、今回の朝ドラ『ひよっこ』は、東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語で、描かれるのは東京オリンピックの年からの数年間だそうです。
オリンピックネタということは、2020年の東京オリンピックを見据えてのNHKの方針もあるのでしょうか?
茨城県の農家に生まれた娘が、東京に出稼ぎに行った父が行方不明になったため上京し、自分の殻を破って『幸せな家族を取り戻す大冒険』に乗り出していく“団塊世代の青春記”らしいです。
「自分の殻を破って成長する」ところは『奇跡の人』を思い出してしまいます。『ひよっこ』が一体どんな話になっていくのが楽しみですね!
岡田惠和さんは作品についてこうおっしゃってます。
作品については、「今回は三つの思いを胸に、長い構想準備とディスカッションを経て、執筆に入らせていただいております」と説明。「一つは、自分が幼少期を生きた時代を描くということ。自分が幼少期を生きた時代を描くということ。描かれるのは東京オリンピックの年からの数年間です。新しい日本がスタートして、まだ「ひよっこ」だった時代を懸命に生きた人の人生を観ることで、今を生きるためのヒントになれたら、そう思っております」。「二つ目は、茨城への思い。茨城の方に喜んでいただいたり、全国の方に知らなかった茨城の魅力に気づいていただくのも朝ドラの大きな使命だと思っています」。
そして、「三つ目はなんと言ってもヒロイン。有村架純さんとはデビュー当時から何度か仕事をさせていただいてきて成長を見てきました。そして朝ドラをやるべき人だと強く思っていました。朝ドラのヒロインをやってほしい。そしてその朝ドラは絶対私が書きたい。そう強く熱望して願いがかないました。今、とても幸せです」と思いを込めた。引用元: 有村架純、NHK来春朝ドラ『ひよっこ』ヒロインに決定 脚本は岡田惠和氏 (オリコン) – Yahoo!ニュース
なるほど。岡田さんは「有村架純さんは朝ドラをやるべき人だ」と思ってらっしゃったのですね!
それで今回のヒロインは、有村架純さんですか。
ん? でも朝ドラって“新人発掘の場”じゃなかったっけ? オーディションは??
『ひよっこ』のヒロインはオーディション無しで『あまちゃん』の有村架純に!?
今回の発表で、ヒロインの谷田部みね子が有村架純さんになった ことも分かりました。
新人登竜門と思っていたNHK朝ドラですが、『あさが来た』の波瑠さん、『とと姉ちゃん』の高畑充希さん、そして今度の『ひよっこ』有村架純さんと、最近はまったくのど新人ではない布陣を敷いてきてますね!? NHK朝ドラはもう新人の発掘はしないんでしょうかね?
有村架純さんといえば、やはり同じNHK朝ドラの『あまちゃん』を思い出します。
そして『あまちゃん』で小泉今日子さんの若年期を演じてブレイクしてからの大活躍ですから、今更、有村さんが朝ドラ主演になるとは思いませんでした。どんなオーディションがあったんでしょう?
今回の有村架純さんのヒロイン決定は、なんと「岡田氏をはじめとする制作陣の希望により、オーデションなしでヒロインに決定」だそうです。
チーフプロデューサーの菓子浩氏によると、今回は実在の人物をモチーフにしたものではなくオリジナル作品のため、「はっきりとした力強いヒロイン」で「いろいろな顔を演じていける」役者を検討していたようです。
そういった意味で、今回は新人発掘のオーディションにはならなかったのですね。
制作の姿勢を見ても、これはなかなか見応えのある濃い朝ドラになりそうですね!?
俄然、来春を楽しみに待つしかないじゃないですか!?
まとめ
来春のNHK朝ドラ『ひよっこ』の脚本が岡田惠和さんであることが発表されました。
そのことから改めて岡田さんに焦点をあてて調べてみました。
分かってはいたことですが、改めて調べてみると、岡田さんの執筆された脚本の多さとその作品の周知度に驚きました。どれもが知っている、または見たことがなくても聞いたことはある作品ばかりです。
作品の評判は、好き嫌いはあっても概ね評価の高い作品ばかりでした。
私としてはまだ興奮冷めやらぬ『奇跡の人』の余韻に浸っています。
そんなことから、来春のオリジナルドラマの『ひよっこ』は楽しみなものになると思っています。
そして来春また、ブログで気持ちを共有できたらいいなあと考えています!(^^)
次の朝ドラ「こょっこ」の記事を検索していて、ここへ辿り着きました。
「奇跡の人」と同じ脚本家で、出演者の中に峯田さんを見つけてニッコリです。
ただ、お書きのように、「ちゅらさん」は私も楽しく見ていましたが、「おひさま」は2週間と我慢できずに脱落した、よくない思い出があります。
余談ですが、ただいま放送中の朝ドラも、主演の女優さんが民放でやっていた「表参道高校合唱部」でえらく気に入ってすごく楽しみにしていたのですが、今やリタイヤ寸前です(悲)
さて、「ひよっこ」はどちらに転ぶのでしょうか。
放送が始まりましたら、こちらにもちょくちょくお邪魔させていただこうと思っています。
hajimeさんは以前「奇跡の人」でコメントくださったhajimeさんですよね?
再度のコメントありがとうございます。
「ひよっこ」は、峯田和伸さんの出演も楽しみですが、松尾諭さんの演技も楽しみです。
「受験のシンデレラ」にも出演されていた松尾諭さんですが、映画「シンゴジラ」で、あまりにもいい味を出していたので注目しています。
「ひよっこ」がどんなドラマになるのか、見てみないとなんともいえませんが、峯田さんと松尾さんが出演する奥茨城村編は今からちょっと期待してます。
因みに現在の朝ドラは、申し訳ないのですが気持ちが乗れずに脱落してしまいました。
「ひよっこ」が始まりましたら、また朝ドラ視聴復帰する予定ですので、よろしければまた遊びにいらしてくださいね!
先ほど、「ひよっこ」の1話目を見ました。
弟の靴を直すシーンで、思わず大笑いをしてしまいました。
さて、これから半年間、明日はどうなるのだろう?と期待をしながら見続けられると嬉しいのですが。
「ひよっこ」とは関係のない話なのですが、先日、渡瀬恒彦さんが亡くなられました。
NHKの朝ドラで好きだった作品はいくつかありますが、渡瀬恒彦さんが主人公の師匠役を演じられた「ちりとてちん」という作品は、私の中の朝ドラナンバーワンです。
「ちりとてちん」のように、「ひよっこ」も心に沁みるお話になってくれたらいいな期待します。
貴女のレビューも楽しみにしています。
コメントありがとうございます。お返事が遅くなってすみません。
「ひよっこ」始まりましたね!第1週は峯田さんが思ったより普通(?)だったのが意外でした。
そして、私のレビューを楽しみにしてくださってありがとうございます!
実は仕事が忙しくなってブログ更新ができていませんでした。今後は少しずつでも更新できたらとは考えています。
「ひよっこ」レビューも多少まとめてになるかと思います。のんびりとお付き合いいただけたら幸いです。
個人的な感想です。
「ひよっこ」は、所々で私の涙腺を軽く刺激してくれています。
この先どうなるのでしょうか?
過度な期待はしないようにするつもりですが、取りあえず今のところ脱落する気配はありません。
お忙しいとのことなので、のんびりと貴女のレビューをお待ちします。
「架純ちゃん、人気だよなぁ。とうとう朝ドラの主役かよ。」と、まぁ何となく観てたわけですよ。
でもね、突然に登場したんです、アイツが。「宗男おじさん」と呼ばれてますが、まちがいなく「一択」でした。