NHKのBSプレミアムドラマ『受験のシンデレラ』の放送が始まりました。

『奇跡の人』の後番組として始まったこのドラマ、また泣かせにくるタイプのドラマになるようです。

・・・でも、「これどっかで見たような!?」そう思った方も多いと思います。

パクリ疑惑に関しては別記事にまとめました。

NHKドラマ受験のシンデレラはドラゴン桜やビリギャルのパクリ!?

今回はキャストや主題歌、最終回のネタバレ感想などを書いていこうと思います。

 

なお、ドラマ『受験のシンデレラ』を見逃した方は、

再放送が、NHK BSプレミアムで  毎週土曜日 23:45 ~ 翌日 0:35 です。

そして、本放送は、

毎週 日曜日 NHK BSプレミアム 22:00~22:50

となっています。

 

NHKプレミアムドラマ受験のシンデレラのキャストは?

ここからは出演される登場人物とそのキャストをご紹介します。

igarashi

五十嵐透 …小泉孝太郎

東大受験テクニックを教える学習塾を大学時代に始め、実績が評判となり東門ゼミナールを創立した。大変な自信家で有能な教育者だが、人と積極的に関わろうとしない一面も。故郷の父と折り合いが悪い。

 

maki

遠藤真紀 …川口春奈

定時制に通う高校生で、バイトを掛け持ちして家計を支える働き者。だが自分の将来について深く考えることはない。女手一つで自分を育ててくれた母に感謝しているが、近頃は母が重いと感じている。

 

touko

宮間塔子 …山口紗弥加

五十嵐の元妻。東門ゼミナールの講師を手伝ったのがきっかけで結婚したが、性格の不一致で離婚。現在は弁護士となり、思わぬ形で五十嵐と再会する。

 

chieko

遠藤千枝子 …富田靖子

真紀の母。夫と離婚し、以来懸命に働いてきた。生来大らかな人情家だが、最近は真紀との間にすれ違いが生じ、ささいなことで口ゲンカの毎日である。

 

kimura

木村秀一 …松尾諭

東門ゼミナール事務長として実質的な経営を一手に引き受けている。五十嵐にはまったく頭が上がらず、不信や不満がたまっている。

 

komiya

小宮淳一 …袴田吉彦

現在は医者。久しぶりに再会した五十嵐の主治医となり、五十嵐と真紀の挑戦を温かくも冷静に見守る。

 

usami

宇佐美宏一 …児嶋一哉

五十嵐とケンカ別れして、大手企業に就職するがなじまず、お好み焼き屋を継いだ、根っからの優しい男。

 

kana

宇佐美優美 …原田佳奈

宏一が家業のお好み焼き屋を継いだ後は、店の明るいムードメーカーとして大活躍。夫婦仲もすこぶる良い。真紀をやさしく見守る応援団でもある。

 

yuuta

沖田裕太 …山田裕貴

昼間部の3年生。受験のため野球部をやめたが、まだ未練がある。最初は真紀の受験の良き相談相手であったが、いつしか恋が芽生え…。

 

村井和也 …川原一馬

定時制の同級生。ダンスがうまく、将来はアメリカで活躍したいという夢を持っている。真紀にひそかに思いを寄せている。

 

seina

松本聖菜 …遠藤新菜

裕太が所属していた野球部のマネージャー。裕太のことが好きで、受験の邪魔をしたくないと告白していなかったが、真紀が現れたことで焦りはじめる。

 

 

 

第1話あらすじと感想

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第1話あらすじ

名門予備校のカリスマ講師・五十嵐(小泉孝太郎)は最近酒びたりで生活がすさんでいました。

定時制高校に通う真紀(川口春奈)は進級できなければ「高校をやめて働けと」母の千枝子(富田靖子)から釘をさされていました。

ある晩、真紀1人が留守番するアパートに深酒をした五十嵐が上がりこんで酔いにまかせて真紀を襲う(ように見える)行動をとります。彼は離婚した元妻と真紀を混同していたのです。

その後眠ってしまった五十嵐から、真紀の母千枝子はお金を巻き上げようとし、口論となった真紀は外に出ていきます。

そして五十嵐が有名な塾講師だと知った真紀は、警察に突き出さない代わりに、追試のための勉強を教えて欲しいと頼み込みました。

最初は分数の計算も忘れていた真紀でしたが、五十嵐の授業により勉強が楽しくなり、再試も合格しました。

 

ところが、同じ定時性高校に通うダンサーを目指している和也が、騙されたアルバイトで振り込み詐欺に関わり逮捕される姿を真紀は目の当たりにします。

その結果、「貧乏人は夢は叶わないと気付いた。夢なんて見ないほうがマシ」と真紀は五十嵐に伝えます。

そんな真紀に五十嵐は言いました。

「そんなに頑張って傷つくのが怖いか? とことんやってみろ。俺はもがいてやる。何べんでも。勝負するか? 俺がお前を東大にいかせてやる。お前の願いを叶えてやる」

 

第1話の感想

今回の五十嵐は、元々の傲慢な性格のせいなのか、再検査の結果で助からないと知ったせいなのかは不明ですが、近くにいればかなり嫌な奴ですよね。東門ゼミナールの木村事務長に、つい気持ちが肩入れしてしまいました。

突然休む、電話に出ない。そんな代表なら誰でも嫌だろうなあ。そう思ってしまいました。

振り回されて「ほとほと疲れた」と言う木村事務長の気持ちも分かるというものです。きっとお金のことや合格率をキープすることなどは1人で抱え込んで奮闘していたのでしょう。

五十嵐があの傲慢な性格ですから。それで遂に五十嵐を講師から外してしまった。そういうことだと思います。

 

一方の五十嵐は今までほとんど休むことなく実績を積み上げた自負があり、しかも命に関わる病気になってしまった。つまり仕事に自分の命を捧げてしまったことに気づくのです。

彼にとってはその場所が「生きた証」であるのに、その場所を奪われてしまった。自分の存在価値さえ否定されたように感じたでしょう。

近い将来死ぬかもしれない自分が、今、既にいらない人間だと突きつけられたように感じたのでしょう。それは荒れるというものです。

 

でも、そんな事情を木村事務長は知らない。社長らしいことをしてくれなかったとずっと不満に思っているのです。

「社長なら社長らしくもっと東門ゼミのことを考えろ!」そう言い捨てて去った木村もまた、やるせない気持ちを抱え込んでいたのが爆発したんだだろうなあと思いまいした。

 

そして、生きがいを奪われた立場の五十嵐も、木村事務長の裏方での仕事を考えることなく傲慢に扱ってきたのですから自業自得だとも思います。命のカウントダウンさえなければ・・・。

 

五十嵐がもう少し周りの人間に気を配ることができていたら、こんな辛い結果にはならなかったのに・・・と思ってしまいました。

まあ、そうしたら物語が始まらなくなるんですけどね(苦笑)

 

第1話の感想は、本編の内容よりも、つい、裏事情のほうに目がいってしまいました。

 

ドラマ受験のシンデレラ最終回ネタバレ

NHKドラマ版『受験のシンデレラ』最終回のあらすじです。

ここには最初は映画内容からのネタバレ予想を書いていたのですが、「最終回」で検索してたどり着く方が多いようですので、内容に誤解のないように予想記事を実際のあらすじ内容に差し替えました。【2016年9月3日修正】

そのため、完全にネタバレしますので、まだ『受験のシンデレラ』最終回未見の方はご注意ください。

では、どうぞ。

受験のシンデレラ最終回のあらすじ

いつ大きな発作が起きてもおかしくない状態になってしまった五十嵐は、ついに入院することになりました。
その病室に、五十嵐は友人たち(小宮、塔子、宇佐美、木村)を集めました。
五十嵐にとって、それは悔いを残さないため、最期のその時までにやっておかなければならないことの一つでした。

「お前らとちゃんとケンカしておこうと思ってな」

そして五十嵐は木村に「言いたいことがあるならはっきり言え」と言います。
そこで木村は五十嵐に今まで溜まっていた不満を、つらつらとぶつけ始めます。

「お前のせいで俺の人生滅茶苦茶だよ!」

木村は木村で、友人たち皆が五十嵐から離れていくことに心を痛め、自分だけは残ってあげようとしていたのでした。その木村に五十嵐は尊大な態度で、木村の気持ちも考えてくれないような接し方をしていたのです。それが木村から見た五十嵐の姿でした。

こうなって初めてそんな不満をぶつけられた形の五十嵐は言います。

「親友にな、感謝の言葉は必要ないって思ってたんだよ」

「親友」と言われた木村は一瞬言葉を失います。そして、

「お前なんか親友じゃないし・・・敵なんだよ!大っ嫌いなんだよ!・・・だから、勝ち逃げなんて絶対に許さない!・・・ふざけんな五十嵐! 勝手に死ぬんじゃねぇよぉ・・・」

泣きながら、木村は五十嵐にそう訴えるのでした。

ここに来て、やっと本心を吐き出すことができた木村なのでした。

 

一方、真紀は真紀で五十嵐の身を案じつつも必死で「自分にできること」に集中しようとしていました。

真紀ができること。それは五十嵐と真紀の目的、東大合格です。そのため具合が悪い体をおしてまでも指導する五十嵐に、色々な不安をぐっと飲み飲み込んで着いて行こうとする真紀でした。

「もう本番まであと少しだな。もう俺から教えることはない。後は自分を信じてやり抜け。よく頑張ったな」
受験本番までもう少しというある日、五十嵐は真紀にそう言います。

「それは受かってから言ってよ。・・・違う!」
真紀はそう言って続けます。

「東大に受かって就職して、先生よりお金持ちになって世界一周旅行に先生と塔子さんを連れて行って、私がイケメンだけど真面目な人と結婚して子ども作って幸せな家庭を作って・・・そしたらその時にちゃんと『よく頑張ったな』って言って」

真紀は真紀の望む未来を語りました。そして安心できる答えを五十嵐に求めました。

「約束してよ、先生!」

真紀は確実に近寄ってくる五十嵐の死を拒絶したがっているようでした。
でも五十嵐はそれに応えることができません。
五十嵐は東京タワーに上ったときの話しを例えに、やんわりと否定します。

以前は東京タワーから見下ろす景色は、「どいつもこいつも、ちっぽけだ」と見下すのが好きだった。
しかしこの間上った時はちっぽけだなんて全然思わなかった。
この街のどこかに真紀や塔子や仲間がいると思ったら全部が愛おしかった。
いつの間にか、自分の見える景色が変わっていた。

そんなことを、五十嵐は真紀に伝えました。

それでも真紀には、五十嵐がいなくなるということが受け入れ難いのでした。。
「嫌だ。もっと生きてよ」
真紀は堪らず五十嵐に駆け寄りました。

五十嵐は笑顔で真紀に伝えます。

「生きてるよ」

死ぬと分かってからは、「どうやって最期を迎えるか」ばかりを考えていた五十嵐。真紀に諭すように伝えようとします。

今は、「どうやって生きていることを実感するのか」それが大事だということに気付いた。
今、真紀が五十嵐の傍にいて、自分のことを思ってくれている。それが何より「俺が生きている」という証だ。

そう説明し、真紀に向かって言います。

「俺は、生きてる」

それを聞き、涙を堪えるように五十嵐にすがりながらも、五十嵐の”心”を受け止めようとする真紀でした・・・。

 

受験当日、五十嵐は既に意識がなく眠っていました。
受験後、そんな状態の五十嵐に受験の様子を報告する真紀でした。
それが聞こえているかのように、意識のないはずの五十嵐が笑っているのに真紀は気づくのでした。

 

それから間もなく、五十嵐は静かに旅立っていきました。。。

そして東大合格発表当日。
真紀は1人で結果を見に行きました。
結果を確かめると真紀は東京タワーに急ぎ駆け上ります。

「先生! 受かったよぉ・・・!」

真紀は東京タワーから外の景色に向かって、泣きながらそう声を振り絞るのでした。
一番伝えたかったことを、一番伝えたい人に届けようとするかのように。。。

 

そして、それぞれが前へ歩き始める春。
真紀は新入生として東大のキャンパスを歩いていました。

五十嵐が優しくそんな真紀を見守っている。ふと、そんな気がして振り返る真紀でしたが、もちろんそこには五十嵐の姿はありません。
それでも真紀には五十嵐の声が聞こえた気がしました。

「人生の極意。ゴールは次のスタートだ」

真紀は軽く微笑み浅く息をつくと、顔を上げ、前を向いて歩き出すのでした。

 

【ここまで差し替え分です】

 

まとめ

NHKドラマ『受験のシンデレラ』第1話は、見た感じ『ドラゴン桜』などを思い起こさせる内容でした。

どん底の二人がこれからどう人生を逆転させるのか? 

また、ありきたりなストーリー展開でないドラマが作れるのか?

そういったことが気になるドラマです。

新鮮な期待値は今のところ低いので、まあ見ていかなければ、今後はなんとも言えませんねー。

予想を裏切る展開があることを期待します。